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卒業生の声 木下陽子さん(スイス・チューリッヒ) 旧Diplomaコース | 寿司職人養成学校 - 東京すしアカデミー

■木下陽子さんの卒業後の活躍についてお話を伺いました。

2005年に東京すしアカデミーを卒業し、
その後ご主人の母国であるスイスに移住された木下さん。
現在はご自宅で寿司教室を開催し、またケータリング業もこなしていらっしゃいます。

物価が高いことで有名なスイス。
回転寿司の1皿の値段は何と!・・・そちらはインタビュー本文で紹介しています。
スイスの寿司事情とともに木下さんの寿司教室に関しても詳しくお聞きしました。
是非ご覧ください!


 

–    自己紹介をお願いいたします

木下陽子と申します。
現在は主に自営で自宅での寿司教室とケータリング業をやっております。
2005年まで外資系IT企業にてコンサルタントをしており、
その後スイス・チューリヒ州に滞在しております。

-  スイスに滞在することになった経緯を教えて下さい

スイス人と結婚することにしたのですが、決断前は、日本での仕事も充実していたので、
仕事をやめるのを躊躇していた時期もありました。
反面、その仕事は海外を含め出張が多く、続けていたら家庭を持つことは難しいだろうとも感じていたので、
遠距離恋愛から30代半ばで移住を決心しました。

–       寿司を学ぶきっかけは何だったのですか?

海外にいると「日本人だったら、寿司作ってよ。」と言われることが多いのですが、
実際に作ってみたら思うようにいかず、
寿司位ある程度作れるようになりたいと前々から思っていたので移住前に学ぶことにしました。

-   東京すしアカデミーで一番どんなことを学ぶことが出来たと思いますか?

テクニックはもちろん、衛生面等を学べたのは大きかったと思います。
学んだことも大切ですが、一番大きいのは、
「自己流でなく、寿司アカデミーで学んだんだから自信をもって教えていいんだ」と
自分に言い聞かせることができることかもしれません。

-   現在の職を得るまでに苦労したことはありますか?

基本は自宅での教室開催なのでスタートはしやすかったですが、
最初の3年は口コミと日本語ブログだけの集客でしたので
ある程度、コンスタントに生徒さんが来てくれるまで3年半位かかりました。

3か国語(ドイツ語、英語、日本語対応)のウェブサイトを作ってからは
半年くらいで週末クラスが埋まるようになりました。

それから、スタート当初は子供が小さかったので、保育園に預けたのですが、
保育料が高額で、殆ど利益がありませんでした。
(子供一人を毎日、終日預けると、月に約2000フラン(20万円)かそれ以上は必要です。)
同じ物価高の北欧のある国は保育料は無料と聞きますから、
ヨーロッパと言っても、子育てしながら働く事情は色々だと思います。

子供がお昼ご飯に家に帰ってくる事情などあって、スイスは専業主婦が多いです。
寿司バー等で働く場合、小さいお子さんのいらっしゃる方は、夜や週末に働くか、
もしくはおじいちゃん、おばあちゃんに子供を預けて平日に働いている方が多いのかもしれません。

でも、なんと言っても、寿司教室の場合、一番大変なのは言葉です。
スイスのドイツ語圏に住んでいるのですが、都市部は特に外国人率が高く、ドイツ語を話さない方も多いです。
一方、スイス人同志は、スイスドイツ語というドイツ人にも通じない言葉を話します。
(私も未だによく理解できません。)
その為参加者によるのですが、クラスは英語とドイツ語の二本立てで行うこともあります。

-  現地の生徒の方は寿司や日本食を習いに来るきっかけは何かあるのですか?

外で食べると高いので家で作りたいと言って教室に来られる方が多いです。
というのも、スイスはビックマックが世界一高いと言われている国で、
外食自体が非常に高いのですが、寿司はさらに高いというイメージがあります。
回転ずしでも一皿800円から1300円位かかります。
しかし、敷居が高いわけでなく、
回転ずしチェーン等はポップな日本のコミックのイメージを意識した内装だったりして
若者も入りやすい印象です。

包丁や砥石にはかなり興味があるようです。かなり知識がある人もいます。

-  どのような生徒さんが多いのですか?

出張や会議などで、日本に行ったことがある方が意外に多いです。
旅先のアメリカで寿司を食べてみて寿司の美味しさに目覚めたという方もいらっしゃいます。
年齢的には20代後半から40代後半くらいで、
職業的には銀行勤め、IT関係、エンジニア等が多いです。
あと、BIO(オーガニック)商品も人気で、ベジタリアンが多いのにはビックリします。

–   人気のある講座を教えて下さい。

初心者にも簡単にできる裏巻き寿司のクラスと一日集中クラスが人気です。

その他にもこんなコースもあります。
(1)      不器用だと思っていらっしゃる方は、まず手まり寿司や軍艦寿司に挑戦して頂きたいです。
       http://sushiswiss.exblog.jp/18418965/
(2)      外国人のパートナーがお魚を食べられない場合はお肉のみの講座をお勧めします。
       http://sushiswiss.exblog.jp/18324465/
(3)      お野菜のみの寿司教室もあります。
       http://sushiswiss.exblog.jp/18356656/

-  現地でお勧めのすし店を教えて下さい。

手前味噌になりますが、私の寿司ケータリングです。
今まで食べたお寿司で一番美味しいと言われると本当にやってて良かったと思います。
   寿司陽子 http://www.sushi-yoko.ch/?lang=ja

-  スイスで発見した変わり寿司はありますか?
 
もう変わり寿司と言わないかもしれませんが、
白のソイシートに緑のハーブが透けて見える海苔を使わない巻き寿司は
近くの寿司バーでは定番になった感があります。

-  やり甲斐や楽しさを感じる時はそのような時ですか?

教室で、受講者の方が、
「こんな美味しい寿司、食べたことがない。センセーショナル~だ」とか
「自分でも本当にお寿司ができた!」驚嘆してくださる時、本当に飛び上るほど嬉しいです。

-  これからやりたいこと、夢を教えて下さい。

日本食イコールお寿司と思っていらっしゃる方が多いので、
和食も美味しいんだということをより多くの人に知ってもらいたいです。
日本人がパスタを自宅で作るように、
スイスの方が、自宅でお寿司や和食も作ってもらえるようになったら素晴らしいと思います。

先日、ホームページを見てモナコ在住の方が、
スイスまで教室に来てくださった時は、ネットの威力を感じました。
これからも色々情報を発信して、スイスに限らず、
より多くの方とお寿司や和食を作る楽しさを共有したいです。

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キャリアウーマンから寿司シェフへ華麗に転身し、
お仕事にプライベートに活き活きと過ごしていらっしゃる姿が目に浮かびます。
飾り巻き寿司インストラクターの資格も取得されており、
一時帰国の際には会員限定講座を受講されている木下さん。

今後もまた素敵な報告をお待ちしております。
インタビューにご協力頂き、ありがとうございました!

 

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