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夢はカナダで独立!和牛ディーラー×レストラン経営×農業の三足のわらじ履きたい:馬塲貴大さん(24)

インターンコース18期卒業の馬塲貴大さん(24)。農業専門学校を経て、畜産業界で5年務めた後にすしアカデミーを受講する。「3年後にカナダで永住権を取得して、農業と和牛のディーラーと日本食レストランのオーナーをやりたい。」と語る。

8ヶ月間の学校生活について振り返っていただくと共に、将来の夢について聞いてみました。一緒にお話を伺った同期の矢野さんのインタビュー記事も合わせてどうぞ。

編集部:馬塲さんはご出身は名古屋なんですよね。お仕事で北海道に行ってたんですか?

馬塲さん:高校卒業後に札幌の農業専門学校に2年間行きまして、牛舎で乳絞りとか牛管理を勉強しました。卒業後は全農グループの「全農ET 研究所」で、家畜を人工授精させる仕事をしました。北海道は4年、転勤で福岡には1年いました。

編集部:上京して生活面で困ったことはありました?

馬塲さん:僕の場合は前の仕事の給与分の税金の支払いがきつかったですね。覚悟はしてたので貯金もして準備はしてたのですが(笑)

最初は魚さばくのも握るのも遅くて苦戦

編集部:アカデミーの授業で苦戦したことはありますか?

馬塲さん:僕は全体的に苦戦しました。覚えるのが遅いんですよ。自分で一つ一つ確認しながらやっていかないと頭に定着しなくて。魚さばくのも握りのスピードも最初はすごく遅くて、大変でした。

編集部:馬塲さんから見て、同期の矢野さんはどうでした?

馬塲さん:そうですね。魚をすごくきれいに切りますね。自分と比べてもやっぱ違うなって。寿司を握るのも一番早かったですね。矢野くんの存在がモチベーションになって上達していった部分はあると思います。

あと、周りへの気遣いとか、相手がなんか今日は疲れてそうだとか、めんどくさそうだなと思ってる時には声かけたりとかそういうのもありましたし、そういう意味では、矢野君はクラスにすごく必要な存在でしたし、一緒に出来て良かったなと。

矢野さん:照れますね。嬉しい。

編集部:お二人は仲いいんですか?年齢も近いんですよね。

矢野さん:学年は一緒です。馬塲君は早生まれですね。

インターン研修でミシュラン2ツ星店へ

編集部:馬塲さんがインターン研修で行かれたお店はミシュランの2つ星店ですよね。お店の雰囲気はいかがでしたか?

馬塲さん:落ち着いた雰囲気ですね。高級店らしい雰囲気っていうか。個室もあってそっちで職人さんが握ったり、カウンターでは2人の板前さんが握って全部で3人の職人さんがいます。厨房は僕以外で2人いて、仕込みや他の仕事をやってますね。

編集部:先輩たちは厳しかったですか?

馬塲さん:仕事中も話しかけてくれたりとか、ちょっと笑わせてくれたりとか、楽しく仕事をさせていただきました。でも仕込みとかお客さんがいるときは集中するので、ほどよい緊張感のある職場だったと思います。

編集部:お店の規模はどれぐらい?

馬塲さん:メインのカウンターが9席ぐらい、もう一つのセコンドはだいたい6人ぐらい座れる感じですね。単価はお任せで3万くらいでした。

お客様へのおもてなしの心を学んだ

編集部:どんなことを学びました?

馬塲さん:2ヶ月は皿洗いと雑用がメインだったんですけど、2か月目に入るくらいから銀杏とか海老の皮むいたりとか、焼き物とかをちょっとづつやらせてもらって、賄いの魚をさばかせてもらったりとかはやらせてもらってました。

あと、海外のお客様に対してのおもてなしというか、今どういう魚を使っているかっていうのを図鑑を使って片言の英語で紹介したり。

お客さんから聞かれてわからないことは、裏方の人間がすぐ調べてお伝えしたり、お客さんに対する気遣いは勉強になりました。あと、初めての業界に入ったので周りの人とのコミュニケーションとか仕事をうまくスムーズに進むための動きとかっていうのも学べましたね。

編集部:馬塲さんは英語は結構話せるんですか?

馬塲さん:ペラペラじゃないですけど、一応会話くらいは。人によってはネイティブとかなまりがすごい人とかはさすがに僕も難しいんですけど、それ以外の人はだいたい理解できています。政治とかの会話をされると難しいですけど。今は永住権を取るための資格の勉強もしてるので。

編集部:学校に対して、もっとこうして欲しかったって求めることはありますか?

馬塲さん:そうですね多分これからやることだと思うんですけど、外国人クラスの築地校の生徒さんとの交流ができる授業があると良かったなと思いました。英語の勉強にもなりますし。

酪農の知識を活かして海外にチャレンジしたい

編集部:酪農の知識を活かして海外にチャレンジしたいそうで。

馬塲さん:はい。将来的には海外で自分の農場を持って、自分で生産した野菜を自分のレストランでお客様に提供したいと考えています。

また、日本から和牛を輸入して海外のレストランに販売するディーラーもやりたくて、それが出来れば自分の店で使うことも出来ますし、農業とディーラーと日本食レストランのオーナーをやりたいなと思っています。

編集部:どうして海外なんですか?

馬塲さん:中学時代にブラジル人の友達が出来まして、彼と交流していくうちに自分の内気だった性格も変わって、異国の文化や食べものにすごく興味を持ったんです。高校でもオランダ人の友達が出来て、いろんな国の人と交流する中で、日本食や日本の文化を海外へ伝えていけたらいいなって思ったのがきっかけです。

編集部:SUSHIJOBは見ました?

馬塲さん:登録してちょこちょこ見てます。

編集部:気になるお店はありました?

馬塲さん:いくつかありました。僕は3年後にカナダの方に行きたいなと考えていて、エドモントとかあの辺の求人を探しています。前見た時はあったんですけど、今は締め切られちゃったみたいで。

編集部:海外の求人は人気なのですぐ決まっちゃったりするんですよ。馬塲さんは卒業後の進路はまだ決まってないんですよね?

馬塲さん:先ほど福江社長とお話をして、直営店の神楽坂すしアカデミーで働かせていただくことになりました。接客とかシャリ炊きとか、魚の仕込みとかも出来るだけやらせて頂きたいなと思ってます。

編集部:神楽坂は食べ放題のお店なので握りの経験を積むにはいい環境だと思いますよ。じゃあ、これからも寿司アカデミーの仲間としてやってくれるんですね。

馬塲さん:はい。よろしくお願いします。

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