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ワルシャワでうどん専門店を開業!成功までの道のり

東京すしアカデミー卒業生の松木平さん(46)。

卒業後はポーランドのワルシャワにて寿司の修行を積んだ。

現在、ワルシャワで唯一のうどん専門店「UKIUKI」の責任者として

連日満員の人気店の経営に奮闘している。

開店後約1年で、ポーランド版の食べログ「Zomato」というサイトにて

ワルシャワ全飲食店の中から1位に選ばれた。

そんな松木さんが経験した苦労と成功までの道のりとは。

自分の力で海外に戻りたい

今まで、スキーのトレーニングのためにカナダに留学したり

マーケティングを勉強するためにオランダへ留学していたこともあり、海外は僕にとって身近だったんです。

でもポーランドのワルシャワに行った時には、なんというか本当に「いい街だなあ、また戻ってきたいなあ」と思ったんです。

その後、日本で就職をし海外に関わる仕事をしていたのですが、

やっぱり何かが違ったんですよね。

自分の力で海外に、特にヨーロッパに戻りたいと思ったんです。

寿司を学べばその夢が叶うんじゃないか。

そう思い、当時東京すしアカデミーで開講していた1か月間のコースを受講しました。36歳の時でした。

卒業後は友人がワルシャワにオープンさせた寿司店で1年ほど修行を積み、自分でケータリングの会社を設立しました。

そして、ワルシャワには日本の「麺」を出すお店がないことに気が付き、UKIUKIという、うどん専門店をオープンさせたのです。

開業までの苦労

開店に向けた工事には本当に苦労しました。

ポーランドの工事会社の仕事ぶりは日本と比べかなりアバウトです。

海外では日本のように、計画通りのスケジュールを守るということは非常に稀です。

工事業者は、「私たちはこの値段で工事をしてあげている」というスタンスなんです。

急いでほしいと念を押して逆切れされてしまったこともありました。

心が折れそうになるのが普通ですが、粘り強く訴えていくしかないのが現状なんです。

あとは、購入した冷蔵庫が壊れたり、電気のブレーカーが落ちたりと色々トラブルも続きましたが

周りの方からも協力を得て、2015年4月に無事お店をオープンさせることができました。

本物のうどんを届けたい

寿司を学んだ私が結果的にうどん店を開業することになったわけですが

やるからには「本物のうどん」をワルシャワ市民に届けたい。そう思いました。

うどんの食感と弾力性を再現するために、製品の品質とグルテンの量などの評価を専門家に依頼しました。

また、ヨーロッパ各地から40種類もの小麦粉のサンプルを集め、メニューの開発に役立てました。

実はポーランドの水は、うどんを作るのに理想的とは言えません。

その理由は、ヨーロッパの水はミネラルを多く含む硬水だから。

その土地でできる最善の方法を考え、その折り合いをつけることが重要なのです。

あとはもちろん、メニュー開発や料理の提供の仕方も工夫しました。

ワルシャワNO.1のレストランに!

集客面では不安もありましたが、開店後間もなくUKIUKIの評判はワルシャワ中に広まり行列のできる店へと急成長していきました。

さらに、ポーランドで有名な飲食店口コミサイト「Zomato」にて、UkiUkiが口コミランキングで1位に輝きました!

また同サイトにて、アジアンレストラン部門にて表彰もしていただきました。

日本食を含めたアジア系レストランはワルシャワ市内だけでも500店舗を超えます。その中からこの受賞。うれしい限りです。

オープン当初から社内で進めてきたミッションは『日本食と日本式サービスを通じて、日本を体感してもらえる店づくり』。

これがお客さんにも伝わっているという事を実感できた瞬間です。

また、ワルシャワの大手新聞紙WYBORCZAからも取材を受け、お店は連日満員でスタッフは皆大忙しです。


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