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2020年東京オリンピック開催決定!前回の東京大会の食事情

2020年のオリンピック開催地が東京に決定しましたね!大きなニュースが日本中、世界中を駆け巡りました。今回の広報ブログでは前回、1964年の東京オリンピックの際の選手たちの食事に関してお届けしたいと思います。

今から約半世紀も前、アジアで初めて開催された歴史的なオリンピック。しかし、当時食事の面で多くの課題が残っていました。滝川クリステルさんの最終招致プレゼンテーションでありましたが、現在世界で一番ミシュランの星を持つレストランが多いのは東京。

しかし1964年開催当時の日本の外食産業はまだまだ発展途上でした。世界中の料理を提供するレストランが溢れる現在の東京ではなく、極東の日本できちんとした食事が食べられるのかと心配の声も少なくなかったそうです。

苦労したのは料理本が手に入らない国の料理

レシピが無いため、各国の在日大使館を訪ね、大使館付きの料理人や、大使や館員の夫人に代表的な料理を作ってもらい、何度も何度も試作を重ねてその味に近づけていきました。

材料も異なり、食べたこともない遠い異国の料理をレシピ無しで作る、当時の料理人の方たちの苦労は想像に難くないですよね。

もう一点の大きな問題は材料。エネルギーを大量に必要とするアスリートが一堂に会するオリンピックで使用する食材の量は並大抵のものではありませんでした。

そこで活用されたのが冷凍食材。しかし当時の冷凍食品は臭くて美味しくないという認識が一般的でした。そこで冷凍食品でも美味しい料理を提供するべく実験を繰り返し、材料ごとに最も美味しく食べられる状態を求めていきました。

この時に行われた冷凍食品技術の向上はその後の日本の外食産業の発展に大きく影響を及ぼしたと言われています。そんな当時の料理人の方たちによる影の努力によって、東京オリンピックは支えられていたのですね。

当時は一般的ではなかった日本食ですが、現在は空前の日本食ブーム。「日本食が大好き!」と公言する海外アスリートの声も良く耳にします。2020年の東京オリンピックでは日本食を食べることを楽しみにしていらっしゃる海外の選手もたくさんいそうですよね!

先日、卒業直前の1年制・寿司シェフコース6期生の生徒たちの創作寿司も海外の方に人気が出そうな素敵な作品が盛り沢山でした。その一部を皆さんにご覧頂きたいと思います。

スイス チューリッヒに就職が決まった生徒からは、「この創作寿司に改良を加えて、ゆくゆくは就職先のレストランのメニューにします!」と頼もしいコメントも飛び出していました。今週土曜日に卒業式を迎える寿司シェフコースの生徒も皆それぞれ夢に向かって走り始めています!

東京オリンピックが開催される7年後、アスリートの方たちに寿司を提供する卒業生がいるかも・・・しれませんね。このブログを見てくださっている貴方。7年後どこで何をしていますか?

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